【CakePHP3】CakePHP3系をインストールした後、やっておくべき初期設定をまとめてみました。
CakePHP3系をインストールした後、やっておくべき初期設定が何個かあるので
そちらをまとめてみました。
2.「.env」ファイルの作成
まずはじめに「.env」ファイルを作成します。
「/config」ディレクトリの中に、「.env.default」ファイルがあるので
コピペします。
その後、「.env」ファイルにリネームします。
※「.env.default」は隠しファイルになっているので、非表示から表示される様に設定しましょう。
3.「default」ファイルの注意点
基本的に、「default」ファイルは、コピペし、「default」がない状態のファイルを作成します。
「.env」や「app.php」などは、環境ごとの設定になるためです。
なので、「default」ファイルは基本的に、触らない様にしましょう。
4.「.env」ファイルを有効化
「/config/bootstrap.php」ファイルを修正していきます。
56行目周辺にあるif文のコメントアウトを外し、「env」ファイルを読み込む様に設定します。
<?php config/bootstrap.php // if (!env('APP_NAME') && file_exists(CONFIG . '.env')) { // $dotenv = new \josegonzalez\Dotenv\Loader([CONFIG . '.env']); // $dotenv->parse() // ->putenv() // ->toEnv() // ->toServer(); // } // コメントアウトを外します。 if (!env('APP_NAME') && file_exists(CONFIG . '.env')) { $dotenv = new \josegonzalez\Dotenv\Loader([CONFIG . '.env']); $dotenv->parse() ->putenv() ->toEnv() ->toServer(); } ?>
5.日本時間の設定
「/config/app.php」ファイルを修正していきます。
273行目周辺にある「timezone」の値を「+09:00」に変更し、日本時間に設定します。
/config/app.php <?php 'Datasources' => [ 'default' => [ // 'timezone' => 'UTC', // 世界基準 'timezone' => '+09:00', // 日本時間 ?>
6.環境変数の設定
環境変数は、基本的に「.env」ファイルに記述をします。
/config/.env アプリケーションの名前 #export APP_NAME=__APP_NAME__ export APP_NAME={アプリケーション名} デフォルトロケールを日本語に設定 #export APP_DEFAULT_LOCALE=en_US export APP_DEFAULT_LOCALE=ja_JP #export APP_DEFAULT_TIMEZONE="UTC" export APP_DEFAULT_TIMEZONE="Asia/Tokyo" ソルト値を変更 #export SECURITY_SALT=__SALT__ export SECURITY_SALT={app.phpに記述してあるソルト値}
ソルト値のapp.phpの78行目周辺の「SECURITY_SALT」の値を貼付け、その後値を空にします。
/config/app.php <?php 'Security' => [ // 'salt' => env('SECURITY_SALT', '{ここの文字列を,envのSECURITY_SALTの値に貼付}'), 'salt' => env('SECURITY_SALT', ''), // 貼付後文字列を削除 ], ?>
続いてDBの接続設定をしていきます。
未設定だとまだ、DBへの接続はエラーになっています。
index.php
「.env」ファイルにDB情報を入力していきましょう。
/config/.env
#接続に必要な情報のみ追記しましょう。
export DB_PORT={ポート番号}
export DB_HOST={ホスト}
export DB_SCHEMA={データベース名}
export DB_USERNAME={ユーザー名}
export DB_PASSWORD={パスワード}
「app.php」のDB設定を上記の定数に修正します。
/config/app.php <?php 'Datasources' => [ 'default' => [ 'port' => env('DB_USERNAME', ''), 'username' => env('DB_USERNAME', ''), 'password' => env('DB_PASSWORD', ''), 'database' => env('DB_SCHEMA', ''), ?>
再度「index.php」を開いてみましょう。
正しく、DB設定ができていれば、「CakePHP is able to connect to the database.」と
表示されているはずです。
もし、エラーのままだったら、再度DB設定を見直してみましょう。
これで初期設定は完了です!
インストールしてからもしなければいけないことが多々あるので
設定のし忘れに注意しましょう!